NOBUYOSHI OMURO
     

ソーシャルイノベーション ー Social Innovation

講義目的 

近年、社会的課題の解決にビジネスの手法を活用する「ソーシャルビジネス」が台頭し、社会的にその期待が高まっている。本講義では、ソーシャル・ビジネスの中心となる概念であるソーシャル・イノベーションについて学習する。その過程では,ソーシャルイノベーションと密接に関わるイノベーション理論をオーバービューしていく。講義では、本質を理解するために、ディスカッション、ワークショップ、映像鑑賞などを行い、知識と実践的なマネジメント力を身につける。

授業内容 

授業の進度にあわせて、講義の概要を載せた“ハンドアウト”を配付します。ハンドアウトはすべて以下のリストからダウンロードし、各自プリントアウトして授業に臨んでください。

授業は以下の総目次に即しておこなう予定ですが、学生の理解度を判断して大胆に改編することもあります。また、招待講演の内容や日程は変更する場合があります

1. イントロダクション:11/27
2. イノベーションとは何か:11/27
3. イノベーション理論Ⅰ:12/4
4. イノベーション理論Ⅱ:12/4
5. イノベーション理論Ⅲ:12/11
6. イノベーション理論Ⅳ:12/11
7. イノベーション理論Ⅴ:12/18
8. 中間まとめ:12/18
9. リードユーザーイノベーション:1/8
10. オープンイノベーション:1/8
11. ソーシャルイノベーション1:1/15
12. ソーシャルイノベーションⅡ:1/15
13. ソーシャルイノベーションⅢ:1/22
14. まとめ:1/22

ダウンロードはこちらから

その他 

履修上の注意

講義においては教科書・指定図書・参考図書を中心に行うが、その他の文献も図書館等を利用して理解を深めることが望ましい。また経営学(歴史・理論)も関連するので履修が望ましい。授業では数回のレポートを書いてもらうことになる。よって事前の予習・復習が必要になるので、それなりの覚悟をもって望んでほしい。私語(いかなる理由の発話であれ)や遅刻など、他の受講者にとって迷惑になると私が判断する行為に対しては厳しい姿勢で臨み、成績評価に厳格に反映させます。

授業の到達目標

行政が置かれている現状を理解し、その問題を実際にどのように解決するのかという点を、経営学の視点からどのように解決できる可能性を持っているのかということを理解することを到達目標とする。

評価方法

評価は出席と授業の中で数回の小レポートを提出してもらい、評価します。評価の具体的な内容は1回目の授業のときに説明するので必ず出席すること。

教材

参考書等
上山信一『「行政経営」の時代:評価から実践』(NTT出版、1999年)
大住荘四郎『パブリックマネジメント:戦略行政への理論と実践』(日本評論社2002年)
玉村雅敏『行政マーケティングの時代:生活者起点の公共経営デザイン』(第一法規、2005年)

指定図書
伊丹 敬之・加護野 忠男 著『ゼミナール 経営学入門 第3版』(日本経済新聞社、2003年)