NOBUYOSHI OMURO
     

公共経営学 ー Public Management

講義目的 

現代の行政経営、NPO・NGO、ボランタリー組織、市民事業の展開は、新しい公共についての検討を私たちに迫るものとなってきている。しかし、必ずしも公共の経営については、十分な理論が展開されるわけではなく。特に市民セクターの台頭、政策イノベーションに対応した公共経営における組織マネジメントを理論的に検討することが求められている。今日、NPM(ニューパブリックマネジメント)が、行政経営の領域において一つの大きな潮流になっているが、組織のフラット化、効率化のなどの企業のマネジメントを公共に導入するという視点のみで、イノベーションの視点をもっていない。本講義では市民協働・ パートナーシップ、新しい人的資源管理の検討にも深く関係し、ソーシャル・イノベーションなどのコンセプトとも関係させながら明らかにしていく。

授業内容 

授業の進度にあわせて、講義の概要を載せた“ハンドアウト”を配付します。ハンドアウトはすべて以下のリストからダウンロードし、各自プリントアウトして授業に臨んでください。

授業は以下の総目次に即しておこなう予定ですが、学生の理解度を判断して大胆に改編することもあります。また、招待講演の内容や日程は変更する場合があります

1. ガイダンス・公共経営とは何か(9/25,26)
2. 社会的背景I(10/2,10/3)
3. 社会的背景II(10/10,17)
4. 公共経営の変遷(10/16,24)
5. ニューパブリックマネジメント(10/30,31)
6. パブリックガバナンス(11/13,11/7)
7. 映像鑑賞(11/20,14)
8. ソーシャル・ビジネス(11/1,14)
9. 事例検討I(12/4,11/28)
10. 事例検討II(12/11,12/5 )
11. サステイナブル・カンパニー(12/18, 19)
12. 招待講演(株式会社めい代表取締役扇沢友樹氏本学OB(12/25,26)
13. 地域づくり(1/15,9)
14. まとめ(1/22,16)
15. 招待講演

ダウンロードはこちらから

その他 

履修上の注意

講義においては教科書・指定図書・参考図書を中心に行うが、その他の文献も図書館等を利用して理解を深めることが望ましい。また経営学(歴史・理論)も関連するので履修が望ましい。授業では数回のレポートを書いてもらうことになる。よって事前の予習・復習が必要になるので、それなりの覚悟をもって望んでほしい。私語(いかなる理由の発話であれ)や遅刻など、他の受講者にとって迷惑になると私が判断する行為に対しては厳しい姿勢で臨み、成績評価に厳格に反映させます。

授業の到達目標

行政が置かれている現状を理解し、その問題を実際にどのように解決するのかという点を、経営学の視点からどのように解決できる可能性を持っているのかということを理解することを到達目標とする。

評価方法

評価は出席と授業の中で数回の小レポートを提出してもらい、評価します。評価の具体的な内容は1回目の授業のときに説明するので必ず出席すること。

教材

参考書等
上山信一『「行政経営」の時代:評価から実践』(NTT出版、1999年)
大住荘四郎『パブリックマネジメント:戦略行政への理論と実践』(日本評論社2002年)
玉村雅敏『行政マーケティングの時代:生活者起点の公共経営デザイン』(第一法規、2005年)

指定図書
伊丹 敬之・加護野 忠男 著『ゼミナール 経営学入門 第3版』(日本経済新聞社、2003年)